私事で恐縮ですが、私は数年前から通信制の大学に在籍しておりました。
そしてこの度、卒業に必要な単位をすべて取得することができたため、卒業できる運びとなりました。
実は、10年ほど前にも別の通信制大学に在籍していました。
しかしその時は、思うように単位を取得することができず、卒業をあきらめてしまい退学してしまいました。
以前、通信制大学を卒業することができなかったのに、今回は無事にすべての単位を取得することができたのはなぜか?
それは、「完璧主義」を捨てて勉強に取り組むことができたからだと思います。
そこで今回は、中学生が完璧主義に陥ってしまうことなく勉強に取り組むためには、どうすればよいのか。
その方法や心構えをご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は、以下の通りです。
①理解・暗記で100%を目指さない!
「真面目な中学生に多いのではないか?」と思われることがあります。
それは、勉強していることを100%理解して、一字一句を完璧に覚えなければならないという思い込みです。
私も過去に通信制の大学に在籍していたとき、次のように思っていました。
「テキストに書いてあることを完璧に理解して、テスト前にはきちんと暗記をしなければならない。」
しかし、100%を目指す勉強は、終わりが見えず達成感を感じにくいものです。
そのため、心が折れて挫折してしまう可能性が高いのです。
その結果、勉強をすることが嫌になり、勉強を避けがちになってしまいます。
そして最終的に、目標を達成することや、成績を上げることに失敗してしまうのです。
そこでお勧めしたいのは、機械的に勉強をやる方法です。
完璧を求めて勉強するのではなく、やることを決めて、淡々と機械的にノルマをこなすように勉強するのです。
私が大学の試験前に実践した、具体的なやり方を2つ紹介します。
①テキストの試験範囲の箇所を2回通読する。
(※理解できなくてもいいし、覚えられなくてもいいので、とにかく2回読み通すことを目指す)
②小テストの問題をもう一度解く。
上記の内容を、自分に与えられたノルマとして、完璧を目指さずに淡々とこなしました。
そのお陰で、勉強が嫌になって逃げてしまうということもなく、結果として1つの単位も落とさずに済みました。
さらに、次のようなある種の開き直りに近い心構えも必要だと思います。
「100%完璧の状態ではないために、試験が不合格だったり、単位を落としたりすることがあってもいいや」
②目的本位で勉強に取り組む
以前の私は、次のように考えていました。
「勉強内容に関心を持ったり、面白さを求めたり、もっと理解を深めようとしたりしなければならない」
おそらく真面目な中学生も、勉強に対してこのように感じているのではないかと思います。
もちろん、勉強内容が面白かったり、深めて楽しいならそれが一番よいでしょう。
しかし、苦手な教科や単元などで興味を持てないのなら、目的を達成することを第一に考えた方がよいと思います。
具体的な目的として、志望校に合格することや、資格試験に合格して資格を取得することなどが挙げられるでしょう。
通信制大学に在籍していた私の場合だと、
➀短期的には単位の取得
②最終的には大卒の資格を得ること
以上の2つが、具体的な目的として挙げられると思います。
とにかく、内容に興味が持てなくて、全然面白くなくても、自分の目標や目的を達成することを第一に考えて勉強に取り組む。
これが、完璧主義に陥らないための一番のポイントと言えます。
③やらないよりやった方がいい!
そして最終的には、「とにかくやる!」 ということです。
あなたは、次の2つのタイプのどちらがよいと思いますか?
①目標が高かったり、将来について色々と考えたりしているが、完璧を求め過ぎて勉強をしないタイプ
②目標や将来のことをさほど考えておらず適当だけれども、とりあえず勉強をやるタイプ
多分、ほとんどの中学生が、②のタイプの方がよいと思うことでしょう。
②タイプの方が、最終的に多くのことを身に付けることができるし、それなりの結果を出すものです。
「完璧主義に陥ってしまい、失敗を恐れて、身動きがとれなくなっている。」
そんな人は、過去の記事でも紹介した「5分間勉強法」を試してみるのもよいかもしれません。
とにかく、ちょっとでも手を付けてみることで、完璧主義の呪縛から逃れることができるはずです。
※YouTubeにも「完璧主義を捨てる方法」の解説動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!
記事のまとめ
以上、完璧主義に陥らないための方法や心構えを紹介してまいりました。
いかがだったでしょうか?
◎今回の記事のポイントを、簡単にまとめると…
・勉強において、理解や暗記で100%を目指さない
・やることを決めて、淡々と機械的にノルマをこなすように勉強する
・目的を達成することを第一に考えて、勉強に取り組む
・考え過ぎず目の前のことに取り組む人間が、最終的により多くのことを身に付ける
文中でも書きましたが、真面目な中学生ほど完璧主義に陥って、物事を成し遂げることができないということが多いように思います。
「完璧じゃなくてもいい、失敗していもいいからまずは行動することが大切である。」
このことを肝に銘じて、勉強のみならず何事にもチャレンジしてみてください。
今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
これからも、中学生のみなさんに役立つ記事をアップしていきますので、何卒よろしくお願いします。
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