“勉強しなければならないと分かっているのに、なぜかやる気が出なくて…”
こんな悩みを持っている中学生のあなたに、今回の記事はぴったりの内容です。
「やる気が出ない」、その正体が何なのかに気付き、それを自覚することで、前向きに勉強に取り組めるようになるでしょう。
この記事の内容は、以下の通りです。
①勉強のやる気がでない原因を数え上げてみる
まず、一般的に考えられている勉強のやる気が起きない原因を数え上げてみましょう。
「周囲が騒がしい・うるさい」
「自分専用の勉強部屋がない」
「体がだるい、体の調子が悪い」
「眠い、お腹が空いている」
「ゲームやスマホについ手が伸びてしまう」
「周りに勉強する友達がいない」
等々…。
上に挙げた例は、一見すると勉強する気が起きない原因です。
そして、これらのことが原因で、結果として勉強できないのだと見られがちです。
しかし、実際はそうではないのです!
実は、「勉強をしたくない」という目的を達成するために、いろいろな理由を作り出しているのです。
②「勉強しない」ことを選んでいるのは自分自身
勉強したくないという目的のために、勉強できない原因を作り出している。
この考えに、納得できない中学生も多いと思います。
そこで、ここではもう少し詳しく説明してみたいと思います。
まず趣味やスポーツなど、あなたの好きなことを思い浮かべて下さい。
仮にあなたが好きなことが、「ゲームをすること」だったとします。
・家の中がうるさい。
・ゲームをする専用の部屋がない。
・少し眠気がある。
・周りにゲームをする仲間がいない。
このようなことが原因で、ゲームのやる気がなくなってしまうでしょうか?
おそらく、多少環境に問題があったり、少し体がだるかったりするぐらいなら、大好きなゲームをしないということはないでしょう。
しかし、ゲーム等の自分が好きなこととは違い、勉強に対してはできればやりたくないという気持ちがあります。
だからこそ、好きなことに取り組むときには、あまり気にならないこと(環境や体調など)が、勉強に取り組む場合には、やる気をなくしてしまう原因になってしまうのです。
少し厳しい言い方をしましょう。
できれば勉強したくないという目的のために、その原因を作り出して、「勉強をしない」という選択をしているのはあなた自身なのです。
③自分の弱さを自覚して、立ち向かう勇気を!
ここまでの記事の内容で、勉強しないことを選んでいるのは、あなた自身であることに気付いてもらえたと思います。
では、なぜ多くの中学生は勉強しないことを選んでしまうのか?
まずは、そのことについて考えてみたいと思います。
あなたが勉強をしている場面を、思い浮かべて下さい。
勉強していると心がつらくなることが、多々あると思います。
例えば、
・勉強してもいい結果が出ないのではないだろうかと不安になる。
・分からない内容や解けない問題があると自信がなくなる。
このような、マイナスの感情が生じることがあります。
成績を上げたり夢を叶えたりするためには、勉強する必要があることを頭では分かっているはずです。
にもかかわらず、勉強に取り組むことで心やプライドが傷ついてしまうこともあるため、勉強しないことを選んでしまうのでしょう。
それでは、どうすれば勉強に取り組むことができるようになるのでしょうか?
それは、まず「自分の弱さを自覚すること」
そして「それでも勉強に立ち向かう勇気と覚悟を持つこと」だと思います。
まず、「勉強をしない」という目的のために、やる気が起きない原因を作り出すことをやめましょう。
さらに自分の弱さを認めて、傷つくことや嫌なことがあっても勉強に取り組む勇気を持つことが大切です。
※YouTubeにも「やる気がでない理由」の解説動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!
記事のまとめ
以上、勉強でやる気が出なくて困っている中学生に向けて、その正体や対処方法を紹介してまいりました。
いかがだったでしょうか?
最後にもう1度、記事の中で重要なところをおさらいしておくと…
・やる気が出ない原因は、勉強をしないという目的のために作り出されたものである
・そして、「勉強をしない」という選択をしているのは自分自身である
では、なぜ勉強しないことを選択するのか?
・勉強することで、心やプライドが傷つくことを恐れているから
よって対処法として、
・自分の弱さを自覚すること
・それでも勇気と覚悟を持って勉強に立ち向かうこと
上記の内容をよく理解していただき、日ごろの勉強で実践していただければ幸いです。
勇気を持って、日々の勉強に取り組んでいきましょう!
今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
これからも、中学生のみなさんに役立つ記事をアップしていきますので、何卒よろしくお願いします。
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※今回の記事で紹介した「人間はやりたくないという目的のために、できない理由を作り出す」というアイディアは、「アドラー心理学」を勉強する中で考えついたものです。
アドラー心理学について興味がある人に、こちらの入門書をおすすめいたします。
『アドラー 人生の意味の心理学―変われない? 変わりたくない?』(岸見一郎著/NHK出版)