中学生の「勉強の王道」とは?教室長の教えを伝授します!

 今回は、以前私が働いていた学習塾の教室長から学んだ勉強法について、中学生のあなたへ紹介したいと思います。

 その教室長は、たいへん厳しい人でした。

 職場のデスクの上がいつも散らかっていた同僚の先生は「整理整頓ができてない奴は、頭の整理もできていない」と怒られていました。

 私も体調を崩したとき「体調管理も仕事のうちだろう」と叱られたりしていました。

 しかし今思い返すと、教室長から色々と指導していただいたお陰で、塾講師としても社会人としても大切なことをたくさん学ぶことができました。

気合を入れている熱血教室長の写真

 教室長の教えの中でも、一番印象に残っている中学生の「勉強の王道」とも言える勉強のやり方を、みなさんにお伝えしていきたいと思います。

 この記事では、以下の内容をお伝えしています。

 ①問題集や過去問は最低2回解く

 ②2回目以降の勉強をおろそかにしない

①問題集や過去問は最低2回解く

 教室長が、おもに受験生(中学3年生)に向かって話していた勉強のやり方を紹介したいと思います。

それは「定期テスト対策ならとにかく問題集や学校ワークを、受験勉強であれば過去問を、最低2回は解くことというものでした。

 では、1回目と2回目の勉強でそれぞれ何を行うのか?

 それを、具体的に説明していきたいと思います。

テスト勉強している男子中学生のイラスト

 まず1回目は、

 「分かる所・できる所と分からない所・できない所をしっかりつかむ」ということを心がけて勉強します。

 そして2回目の勉強では、

 「1回目の勉強で分からなかった所・できなかった所を解けるようにする」

 そのために最低2回は、問題集や過去問を解かなければならないということでした。

 「えっ⁉これが勉強の王道なの…?」

 あまりにも当たり前過ぎる内容で、拍子抜けした人もいると思います。

 しかし、この当たり前のことができていない中学生が非常に多いのです。

 今まで塾業界で10年以上にわたり、中学生を教えてきた私の経験から言えることです。

 問題集や過去問を1回解いて、答え合わせのマル付けだけして終わらせてしまい、次々と新しい問題に手を出す。

 理解できていない所や解けない問題は、赤ペンで解答を書き写すだけで、きちんと理解せずにそのままにしてしまっている。

 あなたもそのような勉強を行っていませんか?

 もしそうだったら、最低2回は問題集に取り組み、できない問題をできるようにすることを、心がけて勉強しましょう。

一生懸命にノートに勉強している女の子の写真


②2回目以降の勉強をおろそかにしない

 教室長も長年にわたり、中学生の勉強のやり方を見てきたはずです。

 そして、私と同じように最低2回は解く」という当たり前のことができていないことを感じていたのでしょう。

 だからこそ、問題集や過去問を1回やった後に、2回目もちゃんとやることが大切だということを、中学生に(とくに受験生)話していたのだと思います。

テスト勉強している女子中学生のイラスト

 さらに、私の考えを付け加えたいと思います。

 2回目の勉強でも分からなかったりできなかったりした問題は、さらに3回目の勉強に取り組む

 それでもできないときは4回目の勉強に取り組む、そのくらい繰り返して解いた方がよいと思います。

 最初は難しい問題であっても、何回も繰り返し解くうちに、慣れてきてそこまで難しく感じなくなるものです。

 難しく感じていた問題が、あまり難しく感じない状態になるためにも、分からなかったりできなかったりする問題は、何回も解くべきだと思います。

 ただし解けない問題の中には、あまりにも高レベル過ぎたり、あまり良くない問題だったりして、取り組まない方がよい問題の場合もあります。

 何度やっても理解できない問題については、自分にとって解けるようになる必要がある問題かどうか、塾や学校の先生に尋ねた方がよいと思います。

勉強している生徒を応援している女性講師の写真

※YouTubeにも「勉強の王道」の解説動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!

【動画】勉強法「勉強の王道・教室長の教えとは?」


記事のまとめ

 以上、中学生の「勉強の王道」について説明してまいりましたが、いかがだったでしょうか?

◎今回の記事のポイントを、簡単にまとめると…

・問題集や過去問は、最低2回は取り組む必要がある。

・1回目の勉強では、できる・分かる所とできない・分からない所をしっかりつかむ

・2回目の勉強では、1回目にできなかった・分からなかった所をできるようにする

・2回目でも難しく感じる問題は、3回・4回と何度も繰り返して解く

取り組まない方がよい問題もあるので、場合によっては先生に尋ねた方がよい

 今回の話のポイントは、2回目以降の勉強こそ大切であり、当たり前のようだが多くの中学生ができていない」という点でした。

 繰り返して学習することが「勉強の王道」なのです。

 もし、2回目以降の勉強をやっていない人がいましたら、今からでもきちんと取り組むことをおすすめします。

 実際にできていない人が多いということは、それを実行すれば他の人たちと差をつけることができるということなのですから。

 今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

 これからも、中学生のみなさんに役立つ記事をアップしていきますので、何卒よろしくお願いします。

 ご意見・ご感想、質問などございましたら、下のコメント欄にてお願いします!

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コメント

  1. 上野山 由利菜 より:

    とても分かりやすかったです。
    ここのページにあるイラストなどはほぞんしてもよろしいでしょうか?

    • takenoko20160901 より:

      コメントありがとうございます!
      このページのイラストや写真は、それぞれ画像の無料ダウンロードができるサイトのものを使っています。
      ですから、イラスト・写真を保存したい場合は、以下のサイトで行っていただくようお願いいたします。
      ①写真『PAKUTASO』⇒ https://www.pakutaso.com/ 
      ②イラスト『ACイラスト』⇒ https://www.ac-illust.com/

    • よっちゃん より:

      こんにちは。
      いつも分かりやすく教えていただき、心より感謝しております。
      息子に是非とも参考にしてもらいたいです。
      これからも、お体には気をつけて、ご活躍を楽しみにしております。

      • takenoko20160901 より:

        コメントありがとうございます。
        少しでも息子さんの勉強のお役に立てれば幸いです。
        今後も中学生の勉強に役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。