中1理科「光の性質」光の屈折の問題が解ける!

光ファイバーのきれいなイラスト

 中1理科で学習する「光の性質」。

 前回の光の反射につづき、今回は「光の屈折(くっせつ)」について解説していきたいと思います。

 光の屈折は日常生活でもよく目にする現象ですので、この記事を通して学びを深めて下さいね。

◎お教えする内容は、以下の通りです。

「屈折」ってなに?

「屈折」を詳しく解説!

光の屈折 練習問題

 この記事は、たけのこ塾が中学生に向けて、TwitterやInstagramに投稿した内容をもとに作成しています。

 ぜひ、あなたの勉強にご活用下さい。

先生と元気いっぱいの子どもたち

「屈折」ってなに?

 はじめに「光の屈折」をイメージしてもらうため、日常生活で見たことがある現象を例に挙げてみますね。

 まず、プールに入っている場面を想像して下さい。

底がきれいに見えるプールの写真

 プールの底に丸くて白い消毒薬が置いてあることがありますよね。

 この底の消毒薬を水面の上から見ると、実際にある場所より浅いところにあるように見えます。

 なぜそのように見えるか分かりますか?

  :

 じつは、光が水中から空気中に進むとき、折れ曲がって進んでしまうためなのです。

 下の図で、もう少し詳しく見てみましょう!

水中の物体から水面に向かって光が出ている図

 図①では、水中にある物体から出た光が水面に向かって進んでいますね。

水面で光が折れ曲がっている図

 図②では、水中を進んでいた光が空気中に進むとき、水面で折れ曲がっている様子が描かれています。

 光が折れ曲がって目に届くことで、観察者には物体がどのように見えるのでしょう?

 次の図③を見てみましょう!

水面で光が屈折したことで実際よりも浅いところに物体があるように見える図

 図③を見ると、観察者には実際の位置よりも浅いところに物体があるように見えることが描かれています。

 水面で光が折れ曲がったことで、実際より浅い所から目に届いたように感じるため、このように見えるのです。

 以上が、プールの底にある消毒薬が実際より浅いところにあるように見える理由になります。

理屈が分かって、プールの中で喜んでいる男性の写真

 このように、光が水中やガラス中などから空気中へ(その逆の場合も)進むとき、その境界面で折れ曲がって進むことを「屈折」するといいます。

 より厳密に言うと、「屈折」とは透明な物質から別の透明な物質へ光が進むとき、その境界面で折れ曲がって進むことになります。

 「屈折」について、具体的にイメージすることができるようになりましたか?

 次の項ではより詳しく解説していきますので、引き続きご覧下さい!

楽しそうに勉強する子どもたち


②「屈折」をより詳しく解説!

 ここからは屈折についてより詳しく解説していきますが、その前に基本的な語句についての簡単な説明をしたいと思います。

 ひとまず、下の図をご覧下さい。

屈折角と屈折光について解説している図

 図を見ると、境界面で光が折れ曲がって進んでいますよね。

 このように境界面で光が折れ曲がって進むことを「屈折といいました。

 そして、屈折した光のことを「屈折光」といいます。

 さらに、屈折光と境界面に垂直な線との間にできた角を「屈折角」といいます。

 また、光はすべて屈折せずに、その一部は境界面で反射するので注意しましょう!

机に向かって、勉強に取り組む男の子

 「屈折光」「屈折角」について理解できたでしょうか?

 つづいて、光が、①空気から水・ガラスへ進む場合、②水・ガラスから空気へ進む場合、それぞれどのように屈折するのかを詳しく解説していきたいと思います。

(ⅰ)光が空気から水・ガラスに進む場合

 まずは、下の図をご覧下さい。

光が空気中から水中・ガラスへ屈折して進んでいる図

 空気中から水中・ガラスへ光が進む場合は、上の図が示している通り、

 入射角>屈折角

 となるように屈折します。

 つまり、屈折角が入射角より小さくなるように光が屈折するということです。

机に向かって、勉強に取り組んでいる女の子

(ⅱ)光が水・ガラスから空気に進む場合

 次に下の図をご覧下さい。

光が空気中から水中・ガラスへ屈折して進んでいる図

 水中・ガラスから空気中へ光が進む場合は、上の図が示している通り、

 入射角<屈折角

 となるように屈折します。

 つまり、屈折角が入射角より大きくなるように光が屈折するということです。

説明に納得して手を挙げている女子中学生のイラスト

 ここまで、「屈折光」「屈折角」について、さらに「空気中から水中・ガラスへ屈折する場合と水中・ガラスから空気中へ屈折する場合の違い」について、説明してきました。

 以上の内容についての問題の画像を掲載していますので、ぜひチャレンジしてみて下さいね!

屈折についての問題が載っている画像

 上の問題の解答は、以下の画像に載っています!

屈折についての問題の解答が載っている画像

 どうでしたか?すべて正解することができましたか?

 すべて基本的なことがらですので、間違ってしまった人はちゃんと復習しておいてくださいね。

説明に納得して手を挙げている中学生のイラスト


③光の屈折 練習問題

 ここからは「光の反射」についての、少し難しい問題に挑戦していきたいと思います。

【問題】

下の図は上から見た図です。

屈折の問題についての図

 この図において、ガラスを通して鉛筆を見ると鉛筆は実際の位置に比べてどのように見えるでしょう?

ア、右にずれて見える

イ、左にずれて見える

ウ、変わらない

※それでは解答・解説です!

【解答解説】

 鉛筆から出た光がガラスを通り、どのように目に届いていくのかを見ていきましょう。

 まず空気からガラスに光が進んだとき、光は下の図のように屈折します。

屈折の問題についての解説の図①

 つづいてガラスから空気に光が進むときは、以下の図のように屈折して観察者の目に届きます。 

屈折の問題についての解説の図②

 このとき観察者には以下の図ように、赤の点線の方から光が届いたように感じ実際より左側に鉛筆があるように見えます。

屈折の問題についての解説の図③

 よって、この問題の解答は

  イ、左にずれて見える

 ということになります。

 このような「屈折により物体が実際の位置よりズレて見える」ことについての問題が、定期テストでよく出題されます。

 慣れるまでは自分で実際に作図して、理屈をしっかり理解しておきましょう!

授業中に手を挙げている男の子と女の子のイラスト


記事のまとめ

 以上、中1理科で学習する「光の屈折」について、説明してまいりました。

 いかがだったでしょうか?
 
 
◎今回の記事のポイントをまとめると…

①「光の屈折」とは、光が透明な物質どうしを進むとき、境界面で折れ曲がること

②「空気→水・ガラス」のとき「入射角>屈折角」となるように屈折する

水・ガラス→空気」のとき「入射角<屈折角」となるように屈折する

「屈折により物体が実際の位置よりズレて見える」ことについての問題に注意!

 今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

 これからも、中学生のみなさんに役立つ記事をアップしていきますので、何卒よろしくお願いします。

先生と元気いっぱいの子どもたち