今回は、中学2年の英語で学習する「文型」について解説記事です!
中2で「第4文型」と「第5文型」を学習しますが、実は中1で「第1~3文型」を学習しています。
記事内ではすべての文型について解説していますので、ぜひ最後までご覧下さい!
この記事でお伝えするポイントは、以下の通りです。
※サムネイルはoldtakasuさんによる写真ACからの写真
①「文型」ってなに?
まずは英語の基本についておさらいしておきましょう!
英語の文の基本は何か覚えていますか?
:
そう!
「主語 + 動詞」
でしたよね。
文型は1~5文型まであるのですが、文に使われる動詞によって文型が決まります。
どういう動詞がどの文型になるのかについて、しっかり解説していますので、楽しみにおいて下さい。
各文型については後ほど詳しく説明しますが、とりあえず1~5文型の形を下に載せておきます。
頭の片隅に留めておいて下さいね。
<文型の形>
①第1文型⇒ 主語+動詞
②第2文型⇒ 主語+動詞+補語
③第3文型⇒ 主語+動詞+目的語
④第4文型⇒ 主語+動詞+目的語+目的語
⑤第5文型⇒ 主語+動詞+目的語+補語
②まず第3文型を理解しよう!
まずは一番多く見られる「第3文型」について、説明していきますね。
第3文型の例を示すと…
① I like music.
(私は音楽を好きです)
② I read the book.
(私は本を読みます)
2つの例文に共通しているのは、動詞の後に
「目的語」
があることです
目的語とは「~を」の部分で、例文では赤線が引いてあるところです。
例文①だと、動詞”like”の後の”music“、例文②だと、動詞”read”の後の”a book“が目的語になります。
ちなみに目的語になるのは「名詞」ですので、合わせて覚えておきましょう。
例文で示したように「第3文型」は
「目的語が必要な動詞」
が使われた文の形です。
よって第3文型の形は、
「主語+動詞+目的語」
と表すことができます。
③第1文型と第3文型のちがい
ここでは第1文型と第3文型のちがいについて、説明していきたいと思います。
↓に第3文型と第1文型の例文を示しますね。
<第3文型>
・I study English.
(私は英語を勉強します)
・I have a pen.
(私はペンを持っています)
<第1文型>
・I live in Tokyo.
(私は東京に住んでいます)
・I go to the park.
(私は公園へ行きます)
↑の例文を見て、第1文型と第3文型のちがいに気付きましたか?
第3文型は動詞の後に目的語がつづいています。
一方、第1文型は動詞の後に目的語がありません。
第1文型とは、
「目的語を必要としない動詞」
が使われた文の形なのです。
ですので例文の場合だと、
・I live.
(私は住んでいる)
・I go.
(私は行きます)
のように、主語と動詞だけで文が成り立つのです。
よって第1文型の形は、
「主語+動詞」
と表すことができます。
もし動詞の後に名詞をくっつけたい場合は、例文のように
「前置詞+名詞」
という形をとります。
前置詞とは「名詞の前に置くことば」で、例文の中では
・in Tokyo
・to the park
の“in”や”to”が前置詞です。
“go”や”live”のように、動詞の後に「前置詞+名詞」がつづく文は、「第1文型」の文になります。
④第2文型はイコール
ここでは、第2文型について説明していきます。
↓に第2文型の例文を示しますね。
① I am Ken.
(私はケンです)
② You look happy.
(あなたは幸せそうに見えます)
③ I become a doctor.
(私は医者になります)
↑の例文の動詞に共通しているはたらきが何か、わかりましたか?
be動詞“am”も”look“も”become“も
「イコールのはたらき」
をしています。
①は、I=Ken
②は、you=happy
③は、I=a doctor
のように、動詞が主語と動詞の後につづくことばをイコールの関係で結んでいます。
また、主語とイコールの関係で結ばれる動詞の後につづく言葉を
「補語」
といいますので、覚えておきましょう!
以上見てきたように「第2文型」は
「イコールを表す動詞」
が使われた文の形です。
そして第2文型の形は、
「主語+動詞+補語」
と表すことができます。
※YouTubeに「第1~3文型」についての詳しい解説動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!
⑤第4文型は目的語が2つ
ここからはいよいよ、中2で学習する内容について解説していきます。
まずは「第4文型」について説明していきます。
↓に第4文型の例文を示しますね。
① I give him a pen.
(私は彼にペンをあげます)
② I show you my picture.
(私はあなたに私の写真を見せます)
③ I teach them English.
(私は彼らに英語を教えます)
例文で使われている“give”、”show”、”teach”がどのような動詞か気付きましたか?
これらの動詞は、目的語を2つとることができる動詞です。
①は“him(彼に)”と”a pen(ペンを)”の2つが、動詞”give”の目的語になっています。
②は“you(あなたに)”と”my picture(私の写真を)”の2つが、動詞”show”の目的語になっています。
③は“them(彼らに)”と”English(英語を)”の2つが、動詞”teach”の目的語になっています。
さらに大切なポイントとして、第4文型では目的語を書く順番に注意しましょう。
目的語は先に「人」、後に「もの・こと」を書きます。
間違えないように気を付けましょう!
以上見てきたように「第4文型」は
「目的語を2つとる動詞」
が使われた文の形です。
そして第4文型の形は、
「主語+動詞+目的語+目的語」
と表すことができます。
※YouTubeに「第4文型」についての詳しい解説動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!
⑥第5文型は目的語の後に補語
では最後に、第5文型の説明をしたいと思います。
↓に第5文型の例文を示しているので、まずはこちらをご覧下さい。
・ I call her Yuki.
(私は彼女をユキとよびます)
この例文において、“her“と”Yuki“がイコールの関係になっています。
”her”と”Yuki”をもう少し詳しく見ていきましょう。
「~を」の部分なので、“her(彼女を)”は動詞”call”の目的語です。
そして、目的語”her”とイコールの関係になっている”Yuki“は…、
「補語」
になります。
動詞”call“は、目的語”her”と補語”Yuki“の間にイコールの関係をつくるはたらきをしていることがわかりますね。
第5文型の形をつくる動詞には、”call”以外に”make“があります。
第5文型のmakeは中3で学習しますが、簡単に紹介しておきますね。
↓の例文をご覧下さい。
・The story makes me happy.
(その物語は私を幸せにします)
この例文では、“me(私を)”が目的語、”happy(幸せな)”が補語になっており、動詞makeが目的語と補語の間にイコールの関係をつくっています。
以上見てきたように「第5文型」は
「目的語の後に補語とる動詞」
が使われた文の形です。
そして第5文型の形は、
「主語+動詞+目的語+補語」
と表すことができます。
※YouTubeに「第5文型」についての詳しい解説動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!
⑦第1~5文型を見分ける練習問題
ここまで学習してきた内容が定着するよう、1~5文型を見分ける練習をしておきましょう。
【問】↓の英文が何文型であるか答えましょう。
(1) You study English. (あなたは英語を勉強します)
(2) I teach them English. (私は彼らに英語を教えます)
(3) She looks happy. (彼女は幸せそうに見えます)
(4) I call her Yumi. (私は彼女をユミとよびます)
(5) I live in Japan. (私は日本に住んでいます)
解答解説は↓の通りです。
(1)は、動詞が”study”で、後に続く名詞”English”はその目的語である。
よってこの文は、第3文型【答】
(2)は、動詞が”teach”で、後に続く名詞”them”と”English”はその目的語である。
動詞が2つの目的語をもつので、この文は、第4文型【答】
(3)は、動詞が”look”で、後に続く形容詞”happy”と主語をイコールの関係であることを表している。
動詞が主語と補語をイコールでつなげているので、この文は、第2文型【答】
(4)は、動詞”call”が、後に続く”her”と”Yumi”の間にイコールの関係をつくっている。
動詞が目的語と補語をイコールでつなげているので、この文は、第5文型【答】
(5)は、動詞が”live”で、後に続く”in Japan”は『前置詞+名詞』なので、目的語はない。
動詞の後に目的語がないので、この文は、第1文型【答】
すべて正解することができましたか?
まちがえた問題の文型については、もう一度よく復習しておきましょう!
記事のまとめ
以上、中2英語で学習する「第1~5文型」について詳しく見てきました。
いかがだったでしょうか?
最後にもう1度、記事の中でのポイントをまとめてておくと…
・第1文型⇒ 主語+動詞
※代表的な動詞は、live、goなど
※動詞の後に名詞をつづける場合は「前置詞+名詞」の形をとる
・第2文型⇒ 主語+動詞+補語
※代表的な動詞は、be動詞、look、becomeなど
・第3文型⇒ 主語+動詞+目的語
・第4文型⇒ 主語+動詞+目的語+目的語
※代表的な動詞は、give、show、teachなど
※目的語の語順は、①人→②もの・こと
・第5文型⇒主語+動詞+目的語+補語
※代表的な動詞は、call、makeなど
主語・動詞・目的語・補語をそれぞれ、以下の記号で表すことがあります。
・主語 → S
・動詞 → V
・目的語 → O
・補語 → C
↑の記号を使って、各文型を次のように表すことができます。
・第1文型 SV
・第2文型 SVC
・第3文型 SVO
・第4文型 SVOO
・第5文型 SVOC
このように、文型を記号で表すこともあるので覚えておくとよいでしょう。
今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
今後もたけのこ塾を、何卒よろしくお願いします。