以前にアップした「これを読めば第1~5文型が一通り理解できる!」という記事で、第1~5文型について解説しました。
その中で、今回は「第5文型」について詳しく解説した記事をアップしました。
この記事でお伝えするポイントは、以下の通りです。
①「第5文型」とはどんな文?
はじめに「第5文型」について、簡単に説明したいと思います。
↓の例文をご覧下さい。
(例)
・I call him Ken.
(私は彼をケンと呼びます)
この例文の動詞”call”(…を~とよぶ)の目的語は、
him(彼を)
です。
さらに、目的語”him”のあとに目的語の補語である
Ken(ケン)
がつづいています。
「目的語」とは、動詞の後にくる「~を(に)」の部分でしたね。
また「補語」とは、イコールで結ばれる言葉のことでした。
この例文の場合、動詞call (…を~とよぶ)によって
him(目的語)=Ken(補語)
という関係ができています。
この例文のように、目的語に補語をとることができる動詞で書かれた文の形を「第5文型」といいます。
「第5文型」は
「主語+動詞+目的語+補語」
と表すことができます。
また、それぞれの文の成分を↓の記号で表すこともあります。
・主語 → S
・動詞 → V
・目的語 → O
・補語 → C
これらの記号を使って、第5文型を次のように表すこともできます。
S V O C
↓に「第5文型のcall」の練習問題を載せているので、チャレンジしてみましょう!
【練習問題】
(1) 私たちはこの犬をシロと呼びます。
(2) 彼らはあの山を富士山と呼びます。
(3) 私をサクラと呼んでください。(命令文で)
練習問題の解答・解説は↓の通りです。
【解答・解説】
(1) We call this dog Shiro.
(2) They call that mountain Mt. Fuji .
(3) Call me Sakura.
どうでしたか?すべて正解することができましたか?
間違った問題は、やりなおしをしておきましょう!
※YouTubeに『第5文型』についての解説動画を投稿していますので、↓のリンクからぜひご覧下さい!
※YouTubeに『第5文型のcall』の英作文問題についての解説動画を投稿していますので、↓のリンクからぜひご覧下さい!
②「第5文型」の”make”
“make”は「第3文型」や「第4文型」の動詞としてのはたらきがありますが、「第5文型」の動詞としてのはたらきもあります。
第5文型の動詞としての”make”は、中3で学習することが多いのですが、そこまで難しい内容ではないので、ここで説明しておきたいと思います。
まずは↓の例文をご覧下さい。
(例)
・The story makes me happy.
(その物語は私を幸せにします)
動詞”make”(…を~にする)の目的語は、
me(私を)
です。
さらに、目的語”me”のあとに目的語の補語である
happy(幸せな)
がつづいています。
この例文の場合は、動詞”make”(…を~にする)によって
me(目的語)=happy(補語)
という関係ができています。
この例文のように、“make”には目的語に補語をとることができる動詞、つまり「第5文型」の動詞としてのはたらきがあります。
↓に「第5文型のmake」の練習問題を載せているので、チャレンジしてみましょう!
【練習問題】
(1) その映画(movie)は彼らを疲れ(tired)させた。
(2) その知らせ(news)は私を悲し(sad)ませた。
(3) 私の手紙(letter)は彼を幸せにするでしょう。
練習問題の解答・解説は↓の通りです。
【解答・解説】
(1) The movie made them tired.
(2) The news made me sad.
(3) My letter will make him happy.
どうでしたか?きちんと解くことができましたか?
できなかった問題は、しっかり理解しておきましょう!
※YouTubeに『第5文型のmake』の英作文問題についての解説動画を投稿していますので、↓のリンクからぜひご覧下さい!
③ その他の「第5文型」の動詞について
先ほど例文で使った“call”や”make”以外にも、第5文型の動詞はたくさんあります。
ここでは、中学英語で必ず出てくる第5文型の動詞を、いくつか紹介していきます。
(ⅰ) name(…を~と名付ける)
“name”には名詞で「名前」という意味がありますが、動詞としてのはたらきも持っています。
動詞”name“は、目的語に補語をとることができる第5文型の動詞になります。
さっそく、↓の例文で確認してみましょう!
(例)
・I named this dog Pochi.
(私はこの犬をポチと名付けました)
この例文では、動詞”name“(…を~と名付ける)によって
this dog(目的語)=Pochi(補語)
という関係ができています。
このように、“name”には「第5文型」の動詞としてのはたらきがあります。
(ⅱ) keep(…を~にしておく)
動詞”keep“も、目的語に補語をとることができる第5文型の動詞になります。
さっそく、↓の例文で確認してみましょう!
(例)
・I keep the room clean.
(私はその部屋をきれいにしておきます)
この例文では、動詞”keep“(…を~にしておく)によって
the room(目的語)=clean(補語)
という関係ができています。
ちなみにこの例文の補語”clean”は、「~を掃除する」という動詞ではなく、「きれいな」という意味の形容詞ですので注意しましょう!
このように、“keep”には「第5文型」の動詞としてのはたらきがあります。
(ⅲ) find(…が~だと気付く・思う)
動詞”find“も、目的語に補語をとることができる第5文型の動詞になります。
さっそく、↓の例文で確認してみましょう!
(例)
・I found the book interesting.
(私はその本を面白いと思った)
↑の“found“は”find”の過去形です。
この例文では、動詞”find“(…を~と気付く・思う)によって
the book(目的語)=interesting(補語)
という関係ができています。
このように、“keep”には「第5文型」の動詞としてのはたらきがあります。
記事のまとめ
以上、中2英語で学習する「第5文型」について詳しく解説してきました。
いかがだったでしょうか?
最後にもう1度、記事の中でのポイントをまとめておくと…
(1) 第5文型とは
→「主語+動詞+目的語+補語」(SVOC)
(2) 第5文型の動詞
① call「…を~とよぶ」
② name「…を~と名付ける」
③ make「…を~にする」
④ keep「…を~にしておく」
⑤ find「…を~だと気付く・思う」
今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
今後もたけのこ塾を、何卒よろしくお願いします。