中2英語「過去進行形」これを読めば基本はバッチリ!

 今回は、中学2年の英語で学習する「過去形進行形」について解説記事です!

 最初に、中学1年で学習した「現在進行形」を軽くおさらいしますので、内容を忘れてしまった人も安心してご覧になって下さいね。

 この記事でお伝えするポイントは、以下の通りです。

 ①「現在進行形」のおさらい

 ②「過去進行形」ってなに?

 ③「過去進行形」の否定文・疑問文

 ④「過去進行形」練習問題

※サムネイルはもぐら綿棒さんによる写真ACからの写真

①「現在進行形」のおさらい

 それでは、中1で学習した「現在進行形」のおさらいをしていきましょう!

 まずは「現在形」の文について、例文を使い詳しく説明しますね。

  (例1)

 ・I play soccer.

 (私はサッカーをします)

 この文は現在形」の文ですね。

 「現在形」の文は「過去・現在・未来にわたり、普段の行動や状態」を表します。

 この例文の場合だと、サッカー部だったり趣味がサッカーだったりして、普段からサッカーをやっていることを表しています。

 では次に「現在進行形」の文を見ていきましょう。

 「現在進行形」を使うと、どんなことが表現できるのかを説明していきますね。

  (例2)

 ・I am playing soccer.

 (私はサッカーをしています)

 この例文のように、現在進行形は

 be動詞+動詞のing形

 で表すことができます。

 現在進行形を使うと「今まさに~をやっているところだ」「~をやっている真っ最中なんだ」ということを表せます。

 例文の場合だと「今まさに、サッカーをやっている真っ最中なんだ」ということを表しています。

  「現在形」と「現在進行形」の違いについてまとめです!

  ①「現在形」は、普段やっている行動や普段の状態を表す。

  ②「現在進行形」は、今まさにこの瞬間に何かの動作を行っていることを表す。

 「現在形」と「現在進行形」で表すことができる内容について、しっかり理解しておきましょう!

先生のイラスト

 つづいて現在進行形の文をつくるとき、注意が必要な点について説明していきます。

 3つのポイントがありますので、しっかりおさえておきましょう!

(ⅰ) be動詞を忘れたり、ingを付け忘れたりしない!

   ◎次の現在進行形の文における、間違いがわかりますか?

  ・I playing soccer.

  ・I am play soccer.

 上の文は、動詞はing形にしているものの、be動詞が抜けていますね。

 下の文は、be動詞はあるけど、動詞をing形にしていません

 両方ともやりがちな間違いなので、気を付けましょう!

授業中に手を挙げている男の子と女の子のイラスト

(ⅱ) ingを付けるとき注意が必要な動詞がある

 ingを付けるとき、注意が必要な動詞が2パターンあります。

 それらの動詞について、説明したいと思います。

 ➀最後が”e”で終わる動詞

 “use”(使う)、”make”(作る)のように、最後が”e”で終わる動詞をing形にするとき、

  “e”を消してingを付ける

 というルールがあります。

 ですので、

 ・use→ using

 ・make→ making

 となります。

 ②最後が「短母音+子音」で終わる動詞

 ちょっと言葉が難しく感じるかもしれませんが、「短い母音+母音以外の音」で終わっている動詞と考えて下さい。

 よくわからなくても大丈夫!

 覚えておく必要のある動詞は、以下のものぐらいです。

 ・run(走る)

 ・swim(泳ぐ)

 ・stop(やめる)

 ・plan(計画する)

 これらの動詞をing形にするときは、

  子音字を重ねてingをつける  

 というルールがあります。

 ですので、

 ・run→ running

 ・swim→ swimming

 ・stop→ stopping

 ・plan→ planning

 ここで挙げたing形にするとき注意が必要な動詞を忘れてしまい、テストでバツになってしまう中学生が少なくありません。

 減点されないよう、しっかり覚えておきましょう!

勉強している少年のイラスト

(ⅲ) 進行形にできない動詞がある

 実は、どんな動詞の文でも進行形にできるわけではありません。

 動詞をおおざっぱに分けると、

  動作を表す動詞

  →〇(進行形にできる)

  ・状態を表す動詞

  →×(進行形にできない)

 となります。

 進行形にできる「動作を表す動詞」の例として、

 study(勉強する)

 play(遊ぶ)

 watch(見る)

  :

 などたくさんありますね。

 進行形にできない「状態を表す動詞」の例として

 like(好きである)

 know(知っている)

 have(持っている)

 などがあります。

 「進行形」は「まさに今、~をしている最中である」という表現なので、上に挙げたような「状態を表す動詞」は進行形にできません

 「私はあなたを知っている」「私は車を持っている」など、日本語で「~ている」と進行形っぽくなっていても、英語になおすと、

  ・I know you.

  ・I have a car.

 となりますので、注意しましょう!

一生懸命、勉強している女の子


②「過去進行形」ってなに?

 ここからは「過去進行形」についての説明をしてきますね。

 過去進行形は「過去のある瞬間において、~をしていた(している最中だった)」という表現になります。

 文法的には、

  be動詞の過去形+動詞のing形

 で表現できます。

 (例)

 ・I was playing soccer then.

   (私はそのとき、サッカーをしていた)

 この例文のように、be動詞の過去形(この場合はwas)と動詞のing形で、過去進行形「~していた」に形になっています。

 なおthen“は「そのとき」という意味で、現在進行形の”now”(今)と同じように、過去進行形の文でよく出てきますので覚えておきましょう!

 では、2問ほど練習してみましょう!

勉強に取り組んでいる男の子のイラスト

 【問1】次の文を英語になおしましょう。

  「あなたはそのとき、テニスをしていました」

 “you”が主語なので、be動詞は”are”の過去形の”were“になります。

 動詞は”play”なので、そのing形は”playing“。

 そのときは”then“。

 【答え】

  ・You were playing tennis then.

【問2】次の文を英語になおしましょう。

 「彼はそのとき、そのコンピューターを使っていました」

 “he”が主語なので、be動詞は”is”の過去形の”was“になります。

 動詞は”use”なので、そのing形は”using“。

 そのときは”then“。

 【答え】

  ・He was using the computer then.

勉強している女の子のイラスト

【問3】次の文を英語になおしましょう。

 「私はそのとき、その本を読んでいました」

 “I”が主語なので、be動詞は”am”の過去形の”was“になります。

 動詞は”read”なので、そのing形は”reading“。

 そのときは”then“。

 【答え】

  ・I was reading the book then.

 どうでしたか?すべて正解することができましたか?

 もし間違えた問題があったら、解説を読んでよく理解しておきましょう!

楽しそうに勉強する子どもたち


③「過去進行形」の否定文・疑問文

 では引き続き「過去進行形」の否定文と疑問文のつくり方について、説明していきたいと思います。

 過去進行形の否定文・疑問文のつくり方は、現在進行形のときと同じです。

 ➀否定文のつくり方

 → be動詞の後にnot

 ②疑問文のつくり方

 → 主語の前にbe動詞を出す

 次の例文を使って、過去進行形の否定文・疑問文をつくってみましょう。

(例)

・You were playing soccer.

 (あなたはサッカーをしていた)

 この例文を否定文にするには、be動詞”were”の後に”not”を付ければいいので、

  ・You were not playing soccer.

   (あなたはサッカーをしていなかった)

 となります。もちろん、短縮形の”weren’t“を使ってもOKです!

先生のイラスト

 つづいて、この例文を疑問文にするには、be動詞”were”を主語”you”の前に出せばいいので、

 ・Were you playing soccer ?

  (あなたはサッカーをしていましたか?)

 となります。

 この疑問文に対する答え方は、以下の通り。

  ・Yes, I was.

  (はい、していました)

  ・No, I wasn’t.

  (いいえ、していませんでした)

勉強している少年のイラスト

 では、過去進行形の否定文・疑問文の練習をしてみましょう!

 次の例文の、否定文・疑問文をつくってみましょう。

  (例)

  ・They were watching TV then.

   (彼らはそのときテレビを見ていた)

 この例文を否定文にするには、be動詞の後に”not”を付ければいいので、

 ・They were not watching TV then.

   (彼らはそのときテレビを見ていなかった)

 もちろん、短縮形の”weren’t”もOK。

 この例文を疑問文にするには、be動詞を主語の前に出せばいいので、

  ・Were they watching TV then ?

    (彼らはそのときテレビを見ていましたか?)

一生懸命、勉強している女の子

 ↓に「過去進行形の否定文・疑問文」の英作文の問題を2問ほど載せていますので、練習してみましょう!

 【問1】次の文を英語になおしましょう。

  「彼らはそのとき、サッカーをしていませんでした」

 “they”が主語なので、be動詞は”are”の過去形の”were“になります。

 さらに否定文なので、be動詞”were”の後に”not“をおきます。

 動詞は”play”なので、そのing形は”playing“。

 そのときは”then“。

 【答え】

  ・They were not (weren’t) playing soccer then.

【問2】次の文を英語になおしましょう。

 「あなたはそのとき、テレビを見ていましたか?」

  ー「はい、見ていました」

 “you”が主語なので、be動詞は”are”の過去形の”were“になります。

 さらに疑問文なので、be動詞”were”は主語”you”の前におきます。

 動詞は”watch”なので、そのing形は”watching“。

 そのときは”then“。

 【答え】

  ・Were you watching TV then?

    - Yes, I was.

 どうですか?すべて正解できましたか?

 間違えた問題があった人は、解説を読んでしっかり復習しておきましょう!

授業中に手を挙げている男の子と女の子のイラスト


④「過去形進行形」練習問題

 最後に、過去進行形の練習問題にチャレンジしましょう!

【練習問題】

(1)私はそのとき、夕食を作っていました。

(2)あなたはそのとき、海で泳いでいました。

(3)私たちはそのとき、テレビを見ていませんでした。

(4)彼らはそのとき、公園を走っていましたか?

英語の先生のイラスト

 では、練習問題の解答・解説です。

【解答・解説】

  (1) I was making dinner then.

 主語が”I”なのでbe動詞はwas、makeのing形のmakingを使います。

  (2) You were swimming in the sea then.

 主語がyouなのでbe動詞はwere、swimのing形のswimmingを使います。

 また、「海で」は”in the sea“と表します。

  (3) We weren’t watching TV then.

 主語がweなのでbe動詞はwere、さらに否定文なのでbe動詞の後にnotを付けます。

 また、watchのing形のwatchingを使います。

  (4) Were they running in the park then ?

 主語がtheyなのでbe動詞はwere、さらに疑問文なので主語の前にbe動詞を出します。

 また、runのing形のrunningを使います。

 さらに「公園で」は”in the park“と表します。

※YouTubeに『過去進行形』の問題についての詳しい解説動画を投稿していますので、↓のリンクからぜひご覧下さい!

  【動画】中2英作文「過去進行形」


記事のまとめ

 以上、中2英語で学習する「過去進行形」について詳しく見てきました。

 いかがだったでしょうか?

 ◎最後にもう1度、記事の中でのポイントをまとめてておくと…

 ・中1「現在進行形」の復習

 ・現在進行形「be動詞+動詞のing形

 ・ing形にするとき注意が必要な動詞

  (ⅰ)語尾が”e”

   →eを消してing付ける

  (ⅱ)語尾が「短母音+子音」

   →子音字を重ねてing付ける

 ・「状態を表す動詞」は進行形にできない

  (例) like、knowなど

 ・過去進行形

   ⇒「be動詞の過去形+動詞のing形

 ・否定文はbe動詞の後にnotを付ける

 ・疑問文はbe動詞を主語の前に出す

 今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

 今後もたけのこ塾を、何卒よろしくお願いします。