中学1年の理科で学習する「植物の分類」。
この記事ではゴロ合わせによる覚え方を中心に、詳しく説明していきたいと思います。
◎内容は以下の通りです。
(1)裸子植物の覚え方
(2)単子葉類の覚え方
(3)離弁花類の覚え方
(4)合弁花類の覚え方
①双子葉類と単子葉類の覚え方
最初は、双子葉類と単子葉類の特徴の違いについての説明です。
下に、それぞれの根・茎・葉の特徴の違いを表にまとめています。
まずは目を通してみて下さい。
双子葉類の特徴は、
①根は「主根と側根」
②茎は「維管束が輪状に並んでいる」
③葉は「葉脈が網状脈」
一方、単子葉類の特徴は
①根は「ひげ根」
②茎は「維管束が散らばっている」
③葉は「葉脈が平行脈」
では次に、双子葉類と単子葉類の特徴の違いを覚えるためのゴロ合わせを紹介します。
「そうじで主婦はもう大変!
だんながヒゲの散髪へ」
「そうじで主婦はもう大変!」は双子葉類の特徴を表しています。
・そう→双子葉類
・主→主根(根)
・は(わ)→輪状(茎)
・もう→網状脈(葉)
そして、「だんながヒゲの散髪へ」は単子葉類の特徴を表しています。
・だん→単子葉類
・ヒゲ→ひげ根(根)
・散→散らばっている(茎)
・へ→平行脈(葉)
主婦が掃除で大変そうにしているのに、旦那はそそくさと散髪に出かけているところをイメージしながら覚えてみて下さいね。
双子葉類と単子葉類の違いを覚えることが苦手な中学生は、たいへん多いです。
このゴロ合わせを活用して、しっかり覚えましょう!
※YouTubeに「双子葉類と単子葉類の違いを覚えるゴロ合わせ」の動画をアップしていますので、↓のリンクからご覧下さい!
②種子植物の分類の覚え方
まずはじめに、種子植物の分類について説明したいと思います。
下の図は、種子植物の分類を表しています。
まず種子植物は、胚珠が子房に包まれているかどうかで分類されます。
胚珠が子房に包まれているのが「被子植物」
胚珠がむき出しなのが「裸子植物」
被子植物も、子葉が1枚か2枚かで分類することができます。
子葉が1枚なのが「単子葉類」
子葉が2枚なのが「双子葉類」
さらに双子葉類も、花弁がくっついているのか離れているのかで分類されます。
花弁がくっついているのが「合弁花類」
花弁が離れているのが「離弁花類」
では次に、裸子植物、単子葉類、合弁花類、離弁花類、それぞれの代表的な植物名を覚えるゴロ合わせを紹介していきましょう。
(1)裸子植物の覚え方
代表的な裸子植物に、次のようなものがあります。
①ソテツ
②マツ
③イチョウ
④スギ
これらの裸子植物の名前を覚えるためのゴロ合わせは、
「粗末(そまつ)なイスらしい」
・粗(ソ)→ソテツ
・末(マツ)→マツ
・イ→イチョウ
・ス→スギ
・らし→裸子植物
イスをもらえるんだけど、どうやらボロくて粗末なイスらしくてがっかりしている人をイメージするといいでしょう!
※YouTubeに「裸子植物の種類を覚えるゴロ合わせ」の動画をアップしていますので、↓のリンクからご覧下さい!
(2)単子葉類の覚え方
代表的な単子葉類に、次のようなものがあります。
①イネ
②ツユクサ
③ユリ
④チューリップ
これらの単子葉類の名前を覚えるためのゴロ合わせは、
「男子はいつもユーチューブ」
・男子→単子葉類
・い→イネ
・つ→ツユクサ
・ユ→ユリ
・チュー→チューリップ
さらに、「いつも」の部分を「いつゅも」と赤ちゃん語で覚えると、「ツユクサ」を覚えやすくなると思います。
休み時間にYouTube動画ばかり見ているクラスの男子に、女子があきれているところをイメージするといいでしょう!
※YouTubeに「単子葉類の種類を覚えるゴロ合わせ」の動画をアップしていますので、↓のリンクからご覧下さい!
(3)合弁花類の覚え方
代表的な合弁花類に、次のようなものがあります。
①アサガオ
②ツツジ
③タンポポ
④ヒマワリ
これらの合弁花類の名前を覚えるためのゴロ合わせは、
「ごめん、朝つついた短気なヒマ人」
・ご→合弁花類
・朝(アサ)→アサガオ
・つつ→ツツジ
・短(タン)→タンポポ
・ヒマ→ヒマワリ
※YouTubeに「合弁花類の種類を覚えるゴロ合わせ」の動画をアップしていますので、↓のリンクからご覧下さい!
タンポポとヒマワリは、花びらがいっぱい集まっているように見えるので、離弁花類と思っている中学生が多いと思います。
しかし両方とも、花びらのように見えるものが1つの花なのです。
よって、タンポポやヒマワリはたくさんの花の集まりなのです。
そして、その1つ1つの花を見ると、花びらがくっついるのがよくわかります。
タンポポとヒマワリは、合弁花類です。
離弁花類と勘違いしていた人は、きちんと覚えておいて下さいね!
※YouTubeに「タンポポとヒマワリはなぜ合弁花類?」の動画をアップしていますので、↓のリンクからご覧下さい!
(4)離弁花類の覚え方
代表的な離弁花類に、次のようなものがあります。
①アブラナ
②サクラ
③エンドウ
これらの離弁花類の名前を覚えるためのゴロ合わせは、
「リベンジ、あぶないサエちゃん!」
・リベ→離弁花類
・あぶ→アブラナ
・サ→サクラ
・エ→エンドウ
リベンジされそうになって、危険な状況におちいっているサエちゃんという女の子をイメージするとよいでしょう!
※YouTubeに「離弁花類の種類を覚えるゴロ合わせ」の動画をアップしていますので、↓のリンクからご覧下さい!
記事のまとめ
以上、中1理科で学習する「種子植物の分類」について、その覚え方を詳しく紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
◎今回の記事のポイントをまとめると…
①双子葉類と単子葉類の覚え方
「そうじで主婦はもう大変!だんながヒゲの散髪へ」
②種子植物の分類の覚え方
(1)裸子植物の覚え方→「粗末なイスらしい」
(2)単子葉類の覚え方→「男子はいつもユーチューブ」
(3)合弁花類の覚え方→「ごめん、朝つついた短気なヒマ人」
(4)離弁花類の覚え方→「リベンジ、あぶないサエちゃん」
最後に、中学理科の学習におすすめの参考書・問題集を紹介しておきますね。
1冊目に紹介するのは「中1理科をひとつひとつわかりやすく」です。
イラストが多く載っていて、簡単な穴埋め問題で基本語句を確認できるため、勉強が苦手な中学生にもとっつきやすい1冊です。
理科が苦手な生徒でも使いやすく、おすすめです。
この記事で解説した『種子植物の分類』も分かりやすく書かれています。
2冊目に紹介するのは「図でわかる中学理科 2分野」です。
図が多用されているのはもちろん、「なぜそうなるのか?」という理屈をわかりやすく丁寧に説明しています。
さらに練習問題もたくさん載ってるので、各単元の内容をちゃんと理解したい中学生におすすめです。
この記事で解説してきた『種子植物の分類』についても、きちんと学習することができます。
説明の文字数が多いので、読むのが苦手な中学生にはちょっときついかも…。
今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
これからも、中学生のみなさんに役立つ記事をアップしていきますので、何卒、よろしくお願いします。
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コメント
離れろ!危ない遠藤サクラ
離弁花 、 アブラナ、 エンドウ 、サクラ
遠藤さくら 危ないリベンジ!