中学1年の理科で学習する「種子をつくらない植物」。
今回は種子をつくらない植物の分類について、詳しく説明していきたいと思います。
・この記事でお教えする内容は、以下の3つです。
この記事は、たけのこ塾が中学生に向けて、TwitterやInstagramに投稿した内容をもとに作成しています。
ぜひ、あなたの勉強にご活用下さい。
①種子をつくらない植物の分類方法
最初は、種子をつくらない植物の分類方法について見ていきたいと思います。
↓に、種子をつくらない植物の分類についての問題を載せています。
まず1度、チャレンジしてみましょう!
解答は↓の通りです。
答えを確認して、できなかった問題はしっかり復習しましょう!
種子をつくらない植物は、シダ植物、コケ植物、ソウ類の3種類があります。
これらの植物は、胞子でなかまをふやしていくという特徴があります。
これら3種類の植物の中で、根・茎・葉の区別がある植物が「シダ植物」。
根・茎・葉の区別がない植物が「コケ植物」と「ソウ類」になります。
ちなみに、陸上で生息しているのが「コケ植物」、水中で生息しているのが「ソウ類」になります。
シダ植物とコケ植物の共通点は、「光合成をして胞子でなかまをふやす」こと。
シダ植物とコケ植物の違いは、「根・茎・葉の区別と維管束の有無」。
しっかり覚えておきましょう!
②『シダ植物』の特徴と覚え方
ここからは、シダ植物の特徴について説明したいと思います。
下にシダ植物の特徴についての問題を載せています。
まず1度、チャレンジしてみましょう!
【問題】カッコに入る適当な語句を答えましょう。
(1) シダ植物には( ① )があり、根・茎・葉の区別が( ② )。
(2) シダ植物は( ③ )でなかまをふやす。
(3) ↓のイヌワラビの各部分の名前を答えましょう。
(4) ↓のイヌワラビの葉の裏の各部分の名前を答えましょう。
【解答】①維管束、②ある、③胞子、④葉、⑤根、⑥茎、⑦胞子のう、⑧胞子
確認して、できなかった問題はしっかり復習しましょう!
↑の問題で押さえておきたいポイントを、簡単にまとめてみました。
<シダ植物の特徴>
① 維管束があり、根・茎・葉の区別がある
② 光合成をする
③ 胞子でなかまをふやす
④ 葉の裏にある「胞子のう」の中に、胞子が入っている。
⑤ イヌワラビ、ゼンマイ、スギナなど
スギナとゼンマイの写真を↓に載せているので、よかったら参考にしてみて下さい。
(ⅰ) スギナの写真
(ⅱ) ゼンマイの写真
スギナは『つくし』として、ゼンマイは山菜料理などでよく知られているので、見たことがある人も多いことと思います。
ここでシダ植物の名前を覚えるためのゴロ合わせを紹介します。
「舌出す、犬好きな善人」
犬好きな愛犬家が、「あっかんべー」をして舌を出しているところをイメージしながら覚えるといいでしょう。
ゴロ合わせの内訳は↓の通り。
・舌(シタ)→ シダ植物
・犬(イヌ)→ イヌワラビ
・好きな(ズキナ)→ スギナ
・善(ゼン)→ ゼンマイ
※YouTubeに「シダ植物」を覚えるゴロ合わせ動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!
③『コケ植物』の特徴と覚え方
ここからは、コケ植物の特徴について説明したいと思います。
下にコケ植物の特徴についての問題を載せています。
まず1度、チャレンジしてみましょう!
【問題】カッコに入る適当な語句を答えましょう。
(1) コケ植物には( ① )がなく、根・茎・葉の区別が( ② )。
(2) コケ植物は( ③ )でなかまをふやす。
(3) コケ植物には、( ④ )株と( ⑤ )株がある。
(4) ↓のスギゴケの各部分の名前を答えましょう。
【解答】①維管束、②ない、③胞子、④雄(株)、⑤雌(株) (※④⑤は順不同)、⑥雌(株)、⑦雄(株)、⑧胞子、⑨胞子のう、⑩仮根
確認して、できなかった問題はしっかり復習しましょう!
↑の問題で押さえておきたいポイントを、簡単にまとめてみました。
<コケ植物の特徴>
① 維管束がなく、根・茎・葉の区別がない
② 光合成をする
③ 胞子でなかまをふやす
④ 雌株と雄株があり、雌株の「胞子のう」に胞子がある
⑤「仮根」は、体を地面に固定するはたらきをしている
⑥ ゼニゴケ、スギゴケなど
ゼニゴケの写真を↓に載せているので、よかったら参考にしてみて下さい。
記事のまとめ
以上、中1理科で学習する「種子をつくらない植物の分類」について、説明してまいりました。
最後に、中学理科の学習におすすめの参考書・問題集を紹介しておきますね。
1冊目に紹介するのは「中1理科をひとつひとつわかりやすく」です。
イラストが多く載っていて、簡単な穴埋め問題で基本語句を確認できるため、勉強が苦手な中学生にもとっつきやすい1冊です。
理科が苦手な生徒でも使いやすく、おすすめです。
続いて、2冊目に紹介するのは「図でわかる中学理科 2分野」です。
図が多用されているのはもちろんのこと、「なぜそうなるのか?」という理屈を分かりやすく丁寧に説明しています。
さらに練習問題もたくさん載っているため、各単元の内容をきちんと理解したい中学生におすすめの1冊です。
説明の文字数が多いので、読むのが苦手な中学生にはちょっときついかもしれません。
今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
これからも、中学生のみなさんに役立つ記事をアップしていきますので、何卒よろしくお願いします。
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コメント
わかりやすくて、定期考査の時に役立ちます!
コメントありがとうございます!
少しでも勉強のお役に立てれば幸いです(^^)