「勉強することが多すぎる…」中学生の優先順位を付ける方法

 ”勉強しようと思うけど、やることが多すぎて何から手をつければいいのか分からない!”

 ”他の勉強や宿題に追われていたせいで、提出日までに宿題が終わらなかった…”

 このような状況におちいっている中学生のあなた。

 もしかすると、勉強する内容の優先順位の付け方が、うまくできていない可能性があります。

 前回の記事中学生の時間の使い方を1週間で改善する方法で時間のムダづかいを減らし、勉強時間を増やす方法を紹介しました。

 今回は勉強時間を効率的に使うための、勉強の優先順位の上手な付け方について詳しく紹介していきたいと思います。

 紹介する内容は、次の通りです。

 ①1日に勉強する内容を6つ書き出す

 ②やることリストを作成する

 ③その日にやり残した勉強はあきらめる

①1日に勉強する内容を6つ書き出す

 それでは、具体的なやり方を説明していきましょう。

 まず1日のはじめに、勉強や宿題・課題などその日のうちにしなければならないこと・しようと思っていることを6つ書き出してください。

 もし朝から時間がない場合は、前日の夜のうちに、翌日勉強する内容を書き出しておいて下さい。 

 勉強する内容の書き出し方について、下記のような具体例を挙げてみました。

  「社会の宿題」

  「英単語テストの勉強」

  「漢字の宿題」

  「その日にあった授業の復習(ノートの見直しなど)」

  「点数が悪かった定期テスト(数学)のやり直し」

  「英語教科書の予習」

 といった感じで、とりあえず6つ書き出してください。

 もし、勉強する内容が6つない場合は、ある分だけ書き出してみて下さい。

チェックリストを手に持っている女性の写真


②やることリストを作成する

 次に、書き出した内容に優先順位をつけてリストを作成します。

 上に挙げた例で詳しく説明していきましょう。

 まず、英単語テストは明日あるし、英語は苦手なので「英単語テストの勉強」を優先順の1番にします。

 次に「漢字の宿題」も明日が提出日なので、優先順の2番にします。

 「その日にあった授業の復習」は、なるべくその日のうちにやった方が効率がよいです。時間がかからないし、記憶に定着しやすいので、優先順の3番にします。

 以下、「社会の宿題」は明後日が提出日なので優先順の4番

 「英語の教科書の予習」は来週の授業までにやっておけばよいので優先順の5番

 「定期テスト(数学)のやり直し」は特に期限があるわけではなく、自主的にやろうと思っているものなので優先順の6番。

 このように優先順位をつけたら、優先順の高いものを上から順番に書いていって、リストを作成します。

 あとは、リストの一番上に書いたものから順に、1つずつ勉強を行っていくだけです。

 なお、リストのフォーマットを作成して用意しております。

 こちらからダウンロードできますので、印刷してご活用ください。

 ⇒ やることリスト

チェックリストの写真


③その日にやり残した勉強はあきらめる

 ここまで記事を読んできて、次のような疑問をもった人もいるかもしれません。

 「やることリストに書いてあることを全部終わらせられなかった場合、残ってしまった分はどうすればいいの?」

 その場合は、リストに残ったものについてはあきらめましょう

 「えっ!?」と驚かれた人もいるかもしれません。

 しかし、できなかったことはあきらめるべきなのです。

 というのも、そもそもこの方法は、

 やらなければならないことが頭の中にたくさんありすぎる

 何も手をつけることができない

 何でもかんでも手を出し過ぎて、締め切りがあるものが時間切れになる

 こういったことへの対処方法なのです。

 リスト内のすべてのことができていなくても、1日の中で優先順が高いものから順に、かなりの部分がやりとげることができています。

 よって、最低限の目的は達成していると考えましょう。

 そして頭を切り替えて、やりとげられなかったものについては、翌日分のリストを作成する中で新たに優先順位を考えて、実行していけばよいです。 

ガッツポーズで学生を応援している男女の写真

※YouTubeにも「優先順位の付け方」についての解説動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!

 【動画】勉強法「優先順位のつけ方教えます!」


記事のまとめ

 以上、前回と今回の記事を通して、中学生に向けて有効に時間を使って効率よく勉強する方法について説明してきました。

 いかがだったでしょうか?

 今回の記事のポイントを、簡単にまとめると…

  ・1日の中で勉強する内容を、6つ書き出してみる

  ・書き出した6つの内容に優先順位を付けて、優先度の高いものを上から順に書いていく

  ・その日のうちにやりとげることができなかった勉強は、あきらめる

 1日のやることに、優先順位を付けて優先度の高いものから順にやっていく方法は、勉強以外にも活用することができます。

 社会人になってからも、仕事の優先順位を付けて、優先度の高い仕事から順にこなしていくスキルは必要です。

 ぜひとも、中学生の今のうちからしっかり身に付けておきましょう!

 最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

 これからも、中学生のみなさんに役立つ記事をアップしていきますので、何卒よろしくお願いします。

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