“勉強するつもりだったのに、もうこんな時間だ!”
”ちょっとスマホ見てから勉強しようと思ってたのに…”
中学生なら誰しも経験がある勉強の大敵である、時間のムダづかい。
「どうすれば時間のムダづかいをなくして、時間の使い方を1週間で改善できるのか?」
今回の記事では、その方法を紹介していきたいと思います。
紹介する内容は、以下のようになります。
①記録することでやめたい行動を減らす!
しばらく前に流行った、レコーディングダイエットをご存知でしょうか?
私も、詳しいことまではよく分からないのですが、大まかに言うと、
「体重や1日に食べた物を毎日記録していく」というダイエット方法なのだそうです。
ただ記録するだけで、どうしてダイエットすることができるのでしょうか?
記録をしていくということは、自分の体重やその日食べた物を、毎日直視しなければならないということです。
「臭い物に蓋(ふた)をする」ということわざがあります。
つまり、人間には、嫌なことや自分にとって都合が悪いことから目を背ける傾向があります。
しかし記録するためには、できれば目を背けたい自分の体重や、その日に食べた物について、毎日意識化しなければなりません。
そして、体重や食べた物を常に意識していることで、体重を増やす行動を自然と避けるようになっていくのです。
このような理由により、毎日記録することでやめたい行動を減らすことができるということです。
ここまで読んできて、あなたが勘のいい人ならもうお気付きでしょう。
このレコーディングダイエットの方法を時間管理に応用すれば、ムダな時間の使い方も減らすことができるのです。
毎日、時間の使い方を記録して、時間のムダづかいを意識化します。
その結果、自然と時間のムダづかいを減らすことができるのです。
②時間の使い方を記録する
それでは、時間の記録方法について、具体的に説明していきたいと思います。
まず記録する時間の単位について、できれば30分を1単位として、30分ごとに何をしたのか簡単に記録していって下さい。
(※もし大変そうでしたら、1時間ごとに記録してもらってもかまいません)
記録する用紙は、ノートなどご自分が使いやすいものでよいのですが、私が作成した時間管理表がございます。
もし必要な方はこちらからダウンロードして、印刷してご活用ください。
⇒ 時間管理表
次に、行動の具体例をもとに、行動の記録のやり方を詳しく説明していきます。
中学生のあなたが学校から17:00に帰宅したら、リビングで家族がテレビを見ていました。
それでつい一緒に、18:00までテレビを見てしまったとします。
その場合は、17:00~18:00のマス目に「TV」と記録します。
そして18:00から19:00まで、スマホやPCでYouTube等の動画を見ていました。
その場合、18:00~19:00のマス目に「動画」と記録します。
さらに19:00から夕食を食べて、その後20:00までスマホをやっていました。
その場合、19:00~20:00のマス目に「夕食」と「スマホ」と記録します。
(夕食が19:00~19:20でスマホが19:20~20:00のように、詳しい時間が分かるなら、それも記録しておきましょう)
このように記録して、時間の使い方を目に見える形にすると、自分がいかにムダなことをしているのかを自覚することができます。
私の場合、スマホを何時間も使っていることが分かり、それまでそんなに使ってる感覚がなかったので、驚きとともに反省しました…。
時間をムダづかいしていることを常に意識することで、時間のムダづかいを自然と避けるようになります。
そしてその結果、時間を有効に使うことができるようになります。
まずは1週間、あなたの時間の使い方を記録することから始めてみましょう。
きっと、時間の使い方を見直して、時間のムダづかいがなくなるはずです!
※YouTubeにも「時間の使い方」についての解説動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!
記事のまとめ
以上、中学生に向けて、時間の使い方を記録して時間のムダづかいを減らす方法について説明してまいりました。
いかがだったでしょうか?
◎今回の記事のポイントを、簡単にまとめると…
・記録することで、やめたい行動をへらすことができる
・時間の使い方を記録することで、時間のムダづかいを自覚することができる
・時間の使い方を記録し、常に意識することで、時間を有効活用することができる
時間を記録することで、時間のムダづかいを減らすことができたら、ようやく勉強時間を確保することができます。
それでは、この確保した時間をどのように有効活用したらよいのでしょうか?
その方法を、次回の記事「『勉強することが多すぎる』中学生の優先順位を付ける方法」で紹介したいと思います。
最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
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※記事の途中で紹介したレコーディングダイエットに興味ある方は、「いつまでもデブと思うなよ」(岡田 斗司夫・新潮社 2007年出版)をご覧ください。