今回は、中2の最初に学習する「be動詞の過去形」について解説しています。
「be動詞」については、中1でも学習しました。
おさらいしたい中学生は、下にある過去の記事をぜひご覧下さい!
この記事でお伝えするポイントは、以下の通りです。
①「be動詞」のおさらい
記事のはじめにも書いたように、「be動詞」は中1でも学習しました。
そこで「be動詞の過去形」を学習する前に、もう1度簡単にbe動詞の復習をしておきましょう!
復習するポイントは「be動詞の種類」「be動詞の2つの意味」「be動詞の否定文・疑問文」の3つです。
(ⅰ) be動詞は am・is・are の3種類
be動詞は、主語によって形が変わりました。
主語が…
・Iのとき→ am
・youやwe、theyのとき
→ are
・heやshe、itのとき
→ is
主語によるbe動詞の使い分けは、一番基本となるポイントです。
忘れていたり、記憶があいまいな人は、ここでしっかり覚えなおしておきましょう!
(ⅱ) be動詞の2つの意味とは?
be動詞は2つの意味を持っていました。
それは…
➀イコール
②存在する
の2つでした。
それぞれの意味について、例文をもとにおさらいしていきましょう!
「イコール」の意味を表すbe動詞
【例文】
・I am happy.
(私は幸せです。)
・He is a teacher.
(彼は先生です。)
上の例文はそれぞれ、be動詞のはたらきにより、
・I(私)=happy(幸せな)
・He(彼)=a teacher(先生)
というように、主語とbe動詞の後につづく語がイコールの関係になっています。
このように、be動詞には「イコールの関係」を表すはたらきがありました。
「存在する」の意味を表すbe動詞
つづいて、「存在する」の意味を表すbe動詞の例文を見てみましょう!
【例文】
・I am in Tokyo.
(私は東京にいます。)
・You are in the park.
(あなたは公園にいます。)
今回の例文では、それぞれの文のbe動詞の後に、
・in Tokyo(東京に)
・in the park(公園に)
のような場所を表す表現がきていますね。
このように、 be動詞の後に場所を表す表現があるとき、そのbe動詞は「~いる」「~ある」など「存在する」という意味になります。
(ⅲ) be動詞の否定文と疑問文のつくり方
be動詞の否定文と疑問文の作り方はそれぞれ、
・否定文
→be動詞の後にnot
・疑問文
→主語の前にbe動詞を出す
でした。
例文で確認しておきましょう!
【例文】
・You are busy.
(あなたはいそがしいです。)
この文を否定文にするには、be動詞areの後に”not”をつけるとよいので、
・You are not busy.
となります。
“are not”は短縮形の”aren’t“にすることもできます。
つづいて疑問文にするには、be動詞を主語youの前に出すとよいので、
・Are you busy ?
となりますね。
中1で学習した「be動詞」のおさらいは、以上になります。
次からいよいよ、「be動詞の過去形」について解説していきます。
②「be動詞」の過去形 was と were
ここからは、be動詞の過去形について解説していきます。
まずbe動詞の過去形には、wasとwereの2つがあります。
それぞれ
・am・isの過去形
→ was
・areの過去形
→ were
になりますので、しっかり使い分けができるようになりましょう。
それでは、例文を使って練習をしてみましょう。
【例1】
・He is happy.
(彼は幸せです。)
この文を
「彼は昨日幸せでした。」
という過去形の文になおしてみましょう。
・ポイントは…
➀ be動詞”is”を過去形にする
② yesterday(昨日)を文の最後に
isの過去形はwasでしたので、
・He was happy yesterday.
(彼は昨日、幸せでした。)
となります。
さらに、この文の否定文と疑問文をつくってみましょう!
be動詞の否定文は、be動詞の後に”not”を付ければよかったので、
・He was not happy yesterday.
(彼は昨日幸せではありませんでした。)
となります。
“was not”は短縮形の”wasn’t“とすることもできます。
つづいてbe動詞の疑問文は、be動詞を主語の前に出せばよかったので、
・Was he happy yesterday ?
(彼は昨日、幸せでしたか?)
となります。
答え方は、
・Yes, he was.
・No, he wasn’t.
となるので、合わせて覚えておきましょう。
では、もう少し練習してみましょう。
【例2】
・You are busy.
(あなたはいそがしいです。)
この文を先ほどと同様、
「あなたは昨日いそがしかった。」
という過去形の文にしてみると…、
areの過去形はwereだったので、
・You were busy yesterday.
となります。
さらにこの文を否定文・疑問文にすると、
【否定文】
・You were not busy yesterday.
(あなたは昨日いそがしくなかった。)
“were not”は短縮形”weren’t“とすることもできます。
【疑問文】
・Were you busy yesterday.
(あなたは昨日いそがしかったですか?)
さらに答え方は、
・Yes, I was.
・No, I wasn’t.
となります。
“you”で尋ねているので、答える方は”I”で答えます。
さらに“I”が主語なので、be動詞amの過去形wasを使います。
③「be動詞の過去形」練習問題
最後に、be動詞の過去形の練習問題にチャレンジしましょう!
【練習問題】
(1) 私は昨日、公園にいました。
(2) あなたは去年、先生でした。
(3) 彼は去年、日本にいませんでした。
(4) 私たちは昨日、いそがしくなかった。
(5) あなたは昨日、いそがしかったですか?
(6) 彼女は去年、アメリカにいましたか?
では、練習問題の解答・解説です。
【解答・解説】
(1) I was in the park yesterday.
「存在する」の意味のbe動詞で、さらにamの過去形であるwasを使います。
(2) You were a teacher last year.
「イコール」の意味のbe動詞で、さらにareの過去形であるwereを使います。
また、「去年」は”last year“と表します。
(3) He wasn’t in Japan last year .
「存在する」の意味のbe動詞で、さらにisの過去形であるwasを使います。
また否定文なので、wasの後にnotを付けます。
(4) We weren’t busy yesterday.
「イコール」の意味のbe動詞で、さらにareの過去形であるwereを使います。
また否定文なので、wereの後にnotを付けます。
(5) Were you busy yesterday?
「イコール」の意味のbe動詞で、さらにareの過去形であるwereを使います。
また疑問文なので、主語youの前にwereを出します。
(6) Was she in America last year?
「存在する」の意味のbe動詞で、さらにisの過去形であるwasを使います。
また疑問文なので、主語sheの前にwasを出します。
※YouTubeに『be動詞の過去形』の問題についての解説動画を投稿していますので、↓のリンクからぜひご覧下さい!
記事のまとめ
以上、中2英語で学習する「be動詞の過去形」について詳しく見てきました。
いかがだったでしょうか?
◎最後にもう1度、記事の中でのポイントをまとめてておくと…
中1「be動詞」の復習
(ⅰ) be動詞はam・is・are
(ⅱ) be動詞の意味は「イコール」「存在する」
(ⅲ) be動詞の否定文・疑問文
・否定文→be動詞の後にnot
・疑問文→be動詞を主語の前に
be動詞の過去形
(ⅰ) am・isの過去形 →was
(ⅱ) areの過去形 →were
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