この記事では、中1英語「be動詞」を理解するために、以前説明した「一般動詞」とのちがいについて詳しく説明していきたいと思います。
一般動詞のことがよくわからない中学生は、「中1英語『一般動詞』苦手なあなたも必ず理解できる!」をご覧下さい。
今回お伝えするポイントは、以下の通りです。
以前アップした「中学入学前に英語の準備学習をしよう!be動詞とはどんな動詞?」でも、be動詞について詳しく説明しています。
こちらの記事も、ぜひご覧下さいね!
①「一般動詞」のおさらい
「一般動詞」のおさらいをしておきましょう。
まずは↓の3つの例文を見てみましょう。
・私はボールを持っている。
→ I have a ball.
・私は野球をする。
→ I play baseball.
・あなたは音楽を好きだ。
→ You like music.
これら3つの文をよく見てみると、日本語の文の中に英文の一般動詞になる言葉がありますよね。
・「持っている」→ have
・「(スポーツを)する」→ play
・「好きだ」→ like
このような場合は、日本語の文を英語になおすことができました。
しかし、次の日本語の文には、英語の一般動詞になるような言葉がありません。
私はケンです。
英語の文の基本の形は、「主語+動詞」でした。
このように、日本語の文に英語の一般動詞になるような言葉がない場合、どうすればよいのでしょうか?
②「be動詞」の役割は「=(イコール)」
・私はケンです。
先ほど例にあげた文。
このような日本語の文を、英語になおすとき使う動詞が「be動詞」なのです。
ひとまずbe動詞を使って、英文に直してみましょう。
・私はケンです。
→ I am Ken.
英文に使われている“am”がbe動詞になります。
ではこのbe動詞”am”は、どんなはたらきをしているのでしょうか?
be動詞にはイコールの関係を表すはたらきがあります。
↑の例文の場合は、
I(私)=Ken(ケン)
というように、主語とbe動詞の後に続く言葉が、=(イコール)の関係であることを表しています。
このように日本語の文の中に英語の一般動詞になる言葉がない場合は、イコールの役割をするbe動詞を使って表します。
また、be動詞は主語によって形が変化します。
主語がI(私は)の場合は、am。
主語がyou(あなたは)の場合は、are。
よって、you(あなたは)が主語の場合、次のような英文になります。
・あなたはユミです。
→ You are Yumi.
この文はbe動詞”are”が、
you(あなたは)=Yumi(ユミ)
というイコールの関係を表す役割をしています。
※YouTubeに『be動詞はイコールの関係を表す』についての詳しい解説動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!
【動画】中1英語「be動詞・be動詞はイコールの関係を表す」
③「be動詞」は主語によって形が変わる
先ほども説明したように、be動詞は主語によって形が変わります。
I(私は)が主語のときは、am。
you(あなたは)が主語のときは、are。
he(彼は)やshe(彼女は)が主語のときは、is。
amやareを使った文は、先ほど紹介しましたので、isを使った文を下に紹介します。
・彼はトム(Tom)です。
→ He is Tom.
・彼女はナンシー(Nancy)です
→ She is Nancy.
さらにbe動詞は、主語と形容詞がイコールの関係であることを表すこともできます。
形容詞とは「様子や状態を表す言葉」で、次のようなものがありました。
・親切な → kind
・いそがしい → busy
・幸せな → happy
では、形容詞を使ったbe動詞の文を紹介しましょう。
・私は幸せです。
→ I am happy.
・あなたは親切です。
→ You are kind.
それぞれbe動詞が、次のように主語と形容詞がイコールであることを表していますね。
・I(私は)=happy(幸せな)
・you(あなたは)=kind(親切な)
※YouTubeに『areの文』『isの文』についての詳しい解説動画を投稿していますので、↓のリンクからご覧下さい!
④「一般動詞」と「be動詞」では疑問文・否定文がちがう
最後に、一般動詞の文とbe動詞の文の大きなちがいについて説明していきます。
一般動詞の文とbe動詞の文では、否定文と疑問文のつくりかたが大きくちがいます。
一般動詞の文は、”do not(don’t)“を主語と動詞の間に入れて、否定文になりました。
※一般動詞の否定文についてはコチラの記事を参考に!
→「中1英語『一般動詞』否定文は”do”と”not”で表す!」
一方、be動詞は、be動詞の後に“not”を入れて否定文にします。
I am Ken.
(私はケンです)
これを否定文にするには、be動詞“am”の後に“not”を入れて、
I am not Ken.
(私はケンではありません)
また一般動詞の文は、“do “を主語の前に置いて、疑問文をつくりました。
※一般動詞の疑問文についてはコチラの記事を参考に!
一方、be動詞は、be動詞を主語の前に出して、疑問文にします。
You are Ken.
(あなたはケンです)
これを疑問文にするには、be動詞“are”を主語”you”の前に出して、
Are you Ken?
(あなたはケンですか?)
be動詞の疑問文・否定文のつくり方は、もっと詳しい内容の記事を後日アップします。
今回は、一般動詞とbe動詞では、疑問文と否定文のつくり方がちがうということを、しっかり押さえておきましょう!
記事のまとめ
以上、中1英語で学習する「be動詞」と「一般動詞」のちがいについて詳しく見てきました。
いかがだったでしょうか?
◎最後にもう1度、記事の中でのポイントをまとめてておくと…
・be動詞は、イコールの関係を表す動詞である
・be動詞は、主語と形容詞がイコールの関係であることも表す
・be動詞は、主語によって形が変わる
I→am
you→are
he・she→is
・be動詞と一般動詞は、疑問文・否定文のつくり方がちがう
・be動詞の疑問文は、主語の前にbe動詞を出す
・be動詞の否定文は、be動詞の後に”not”を入れる
今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
次回は「中1英語「be動詞」基本文の練習問題にチャレンジ!」をアップしますので、コチラもぜひご覧下さい。
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