中学1年の社会の歴史分野で学習する「旧石器時代」「縄文時代」「弥生時代」。
・この単元では、主に次のような内容を学習します。
②縄文文化
③弥生文化
この記事は、たけのこ塾が中学生に向けて、TwitterやInstagramに投稿した内容をもとに作成しています。
ぜひ、あなたの勉強にご活用下さい。
①日本の旧石器時代
今から1万年以上前の氷河時代のころ、日本列島は大陸と陸続きでした。
その頃、日本にはマンモスやナウマンゾウ、オオツノジカなど大型動物がすんでいました。
そして、大型動物を追って日本列島に移住した人々は、打製石器を使っていました。
◎日本の旧石器時代の代表的な遺跡は、次の2つです。
・岩宿遺跡 … 群馬県にあり、黒曜石でつくられた打製石器が見つかる。
・野尻湖 … 長野県にあり、ナウマン象のきばやオオツノジカの角が見つかる。
1万年前に氷河時代が終わると、海面が上昇しました。
その結果、大陸からはなれて日本列島ができました。
②縄文文化
縄文文化において、覚えておかなければならない語句がいくつかあります。
それらについてまとめた問題が、下の写真です。
問題の解答は、下の写真の通りです。
厚手で黒褐色をしており、表面に縄目の文様がつけられている「縄文土器」
海岸などにできた、食べ物の残りかすなどを捨てたあとの「貝塚」
地面をほり柱を立てて、その上に屋根をかけた住居である「たて穴住居」
魔よけや食物の豊かさを祈るときに使われたと思われる「土偶」
そして、縄文時代の代表的な遺跡である「三内丸山(さんないまるやま)遺跡」(青森県)
以上の5つは、縄文文化における重要語句です。
歴史を勉強する中学生のみなさん、しっかり覚えておきましょう!
③弥生文化
弥生文化においても、覚えておかなければならない語句がいくつかあります。
それらについてまとめた問題が、下の写真です。
問題の解答は、下の写真の通りです。
大陸から九州北部に、「稲作」が伝わる
ねずみや湿気を防ぐためにつくられた、収穫したコメを蓄える「高床倉庫」
稲の穂を刈り取るために利用された「石包丁」
祭りの際に宝物として利用された「青銅器」
武器や工具として利用された「鉄器」
高温で焼かれて赤褐色をしている、薄手で固めの土器である「弥生土器」
そして、弥生時代の代表的な遺跡である「吉野ケ里(よしのがり)遺跡」(佐賀県)
これらは、弥生文化における重要語句です。
歴史を勉強する中学生のみなさん、しっかり覚えておきましょう!
④旧石器・縄文・弥生時代の代表的遺跡
旧石器・縄文・弥生時代の代表的な遺跡を覚えるため、ゴロ合わせを作りました。
下の写真をご覧下さい。
<旧石器・縄文・弥生時代の代表的遺跡 ゴロ合わせ>
9位は
お嬢さん
「やった!よし!」
・キュウは旧石器時代、イワは岩宿遺跡
・ジョウは縄文時代、サンは三内丸山遺跡
・ヤは弥生時代、ヨシは吉野ケ里遺跡
以上、3つの遺跡は中学歴史の問題でよく尋ねられる内容です。
しっかり覚えておきましょう!
※下のYouTubeにアップした動画でも、「旧石器・縄文・弥生の遺跡についてのゴロ合わせ」と「日本の遺跡・まとめ」をそれぞれ詳しく説明しております。
⑤古代中国と日本のつながり
弥生時代の日本と中国のつながりについて、押さえるべきポイントが3つあります。
それらについてまとめた問題が、下の写真です。
問題の解答は、下の写真の通りです。
<古代中国と日本のつながり 3つのポイント>
①「漢書」地理誌の記述
・紀元前1世紀ころ、倭(日本)には100余りの国がある
②「後漢書」東夷伝の記述
・57年に、倭の奴国の国王が後漢に使いを送る。
・後漢の皇帝に金印を授けられる。
③「魏志倭人伝」の記述
・溶液邪馬台国の女王、卑弥呼が倭の30余りの国を従える。
・卑弥呼が、魏の皇帝に使いを送る。
・魏の皇帝より、「親魏倭王」の称号と金印を授かる。
以上が、古代中国と日本のつながりにおける重要ポイントです。
特に、後漢と奴国、魏と邪馬台国の組み合わせが大切です。
これらの組み合わせを覚えるゴロ合わせを紹介します。
「中 の ヤ ギ」
・ナ → 奴国
・カ → 漢
・ヤ → 邪馬台国
・ギ → 魏
歴史を勉強する中学生のみなさん、しっかり覚えておきましょうね!
※下のYouTubeにアップした動画でも、「古代日本と中国の関係についてのゴロ合わせ」を詳しく説明しております。
記事のまとめ
以上、中1社会・歴史「旧石器・縄文・弥生時代」について、詳しく説明してきました。
最後になりましたが、おすすめの参考書・問題集を紹介しておきますね!
「ドラえもん日本の歴史・全3巻」
歴史アレルギーの中学生に、ぜひおすすめしたい本です。
おなじみのドラえもんのキャラクター達がでてくる学習マンガシリーズですので、スラスラ読み進めることができ、自然と歴史の流れをつかむことができます。
本格的に歴史の勉強をする前に、気楽な気持ちで読んでおくとよいでしょう。
「中学歴史をひとつひとつわかりやすく」
この問題集は歴史が苦手な(嫌いな)中学生にも取り組みやすい、おすすめの1冊です。
1つのテーマが見開き2ページで載っていて、右半分にイラストやマンガによる説明、左半分に簡単な問題があり、基本事項の確認ができます。
今回も最後まで、たけのこ塾のブログ記事をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
これからも、中学生のみなさんに役立つ記事をアップしていきますので、何卒よろしくお願いします。
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